アマゾンプライムビデオでファイナルシーズンの最終話まで無料視聴できる海外ドラマ『ベイツ・モーテル』。
ドラマの主人公「ノーマン・ベイツ」を演じるのは、映画『チャーリーとチョコレート工場』やドラマ『グッド・ドクター』で知られるフレディ・ハイモアです♪
映画『サイコ』の前日譚である『ベイツ・モーテル』は、タイトル同様にベイツ一家が経営するモーテルが舞台になっています。
サイコパスの代名詞とも言えるノーマン・ベイツですが、ノーマンのモデルとなった人物は誰なのか、『ベイツ・モーテル』は実話をベースにしているのか調べてみました😇
アマゾンプライムビデオで無料!海外ドラマ『ベイツ・モーテル』の予告動画

予告動画を観て頂けたらわかるように、かなり物騒なドラマです(笑)
シーズン1を観終わる頃にはすっかりハマってしまうと思います!

フレディ・ハイモア演じるノーマンも、ヴェラ・ファーミガ演じるノーマ(母親)も、すごいはまり役でゾクゾクしちゃいますよ!
トラブルが続々と起こるのですが、ストーリー自体は複雑ではないので、ハマれるドラマを探している方におすすめしたい!
海外ドラマ『ベイツ・モーテル』主人公「ノーマン・ベイツ」のモデルとなった人物「エド・ゲイン」とは?
海外ドラマ『ベイツ・モーテル』そして映画『サイコ』は、ロバート・ブロックという小説家の作品が原作となっています。
ヒッチコック監督が映画『サイコ』を発表し、一躍有名になった小説家ですが、その権利は当時たった9,000ドルで取引されたというのも有名なエピソードですね。今だと7万~8万ドルくらい?🤔
ロバート・ブロックは、主人公ノーマン・ベイツを描くにあたって、実在した殺人鬼エド・ゲインをモデルにしています。
【閲覧注意】エド・ゲインについて
エド・ゲインは、幼少期に母親から受けた歪んだ性教育によって、カニバリズム・解剖だけでなくお墓を荒すといった犯行に及ぶようになっています。
この辺の「母親の影響で」というところはドラマ『ベイツ・モーテル』の状況と酷似していますね。
人間の死体を部品のように扱い、記念品を作っていたというエド・ゲイン。
ドラマ『ベイツ・モーテル』のノーマン・ベイツも、遺体から何かしら”記念品”を取り集めているシーンがありました。
エド・ゲインは、大量殺人鬼のようなイメージを強く持たれていますが、実際に殺害したとされるのは2人だけなんですよね。
シリアルキラー=大量殺人犯とすれば、エド・ゲインは当てはまらない気もしますが🤔
ただ、死体を食べる・皮を剥いでマスクを作る…といった行為は、サイコパスに違いありません。
エド・ゲインが逮捕された時に発覚した犯行は以下の通り。
ゲインの寝台の角の柱に乗っていた頭蓋骨
人間の皮で作ったランプシェードと汚れた椅子の上の詰め物
一見スープボウルらしき人間の脳天
人間の心臓(心臓が発見された場所は、犯行現場にいたカメラマンは紙袋の中にあったと主張しているが、州の副保安官はストーブの上のソースパンの中にあったと報告している)
紙袋の中から発見された、地元のバーの主人マリー・ホーガンの顔の皮膚
人間の唇を引きちぎって作った窓の日よけ
女性の胴体の皮膚で作った胴着
複数の乳首から作ったベルト
人間の肉で作った靴下
人間の皮膚で作った入れ物
ゲインが身に付けたことを認めた、保存された陰門
萎びた人間の頭部の配列引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B2%E3%82%A4%E3%83%B3
これだけの異常行動のおかげ(?)か、エド・ゲインは裁判で「証言台に立つこともできないほど精神的に無能力者」とされ、無罪を言い渡されています。
そのため、裁判のあとは刑務所ではなく、癌で死亡する77歳まで精神病院で生涯を過ごしています。
エド・ゲインをモデルにした作品一覧
エド・ゲインをモチーフにしたキャラクターが登場する映画やドラマ・漫画はたくさんあります!
その一部を少しご紹介したいと思います♪
映画『サイコ』Psycho
出典:https://www.crazymovielist.com/psycho-1960/
- 監督:アルフレッド・ヒッチコック
- 脚本:ジョセフ・ステファノ
- 原作:ロバート・ブロック
- 日本公開日:1960年9月4日
- 上映時間:109分
ドラマ『ベイツ・モーテル』はこの映画『サイコ』の前日譚!
作家ロバート・ブロックがエド・ゲインをモデルに書きあげた小説で、ヒッチコック監督が映画化し、それまでは単に医学用語だった”サイコ”という言葉を定着させました。

”サイコ・サスペンス”というジャンルも、映画『サイコ』なくして生まれなかった…と言えますね🤔

映画『サイコ』とドラマ『ベイツ・モーテル』には、設定に若干の違いがあるのですが、この辺はまた別の機会に😇
映画『悪魔のいけにえ』The Texas Chain Saw Massacre
出典:http://hagex.hatenadiary.jp/entry/2017/10/24/042250
- 監督:トビー・フーパー
- 脚本:キム・ヘンケル、トビー・フーパー
- 日本公開日:1975年2月1日
- 上映時間:83分
映画『悪魔のいけにえ』シリーズは、1970年代以降ホラーの代名詞とも言えるほど人気のシリーズ。
”レザーフェイス”という大柄の殺人鬼がチェーンソーを使って虐殺をしていくストーリーですが、エド・ゲインの影響を受けたとされるのは死体を使って家具を作った、という部分です。

原題を直訳すると”テキサスチェーンソー大虐殺”となります。
「悪魔のいけにえ」は日本の配給会社が付けたタイトルになっていて、続編に関しても「悪魔のいけにえ」が使用されています。

殺人鬼×チェーンソーと言えば、「13日の金曜日」をイメージしてしまいますが、実際はジェイソンはチェーンソーは使っていませんでした。
チェーンソーは”レザーフェイス”の武器なんですよね!
『羊たちの沈黙』The Silence of the Lambs
出典:https://www.theatlantic.com/entertainment/archive/2018/02/the-silence-of-the-lambs-criterion-jonathan-demme-true-crime/553418/
- 監督:ジョナサン・デミ
- 脚本:テッド・タリー
- 原作:トマス・ハリス
- 日本公開日:1991年6月14日
- 上映時間:118分
サイコ・スリラーで偉業とも言えるアカデミー賞主要4部門を受賞した、知らない人はいない映画『羊たちの沈黙』でも、エド・ゲインをモチーフにしたキャラクターが登場しています。
主人公の殺人鬼レクターではなく、レクターに協力を要請するキッカケになった”バッファロー・ビル”という殺人鬼がエド・ゲインをモデルにしているんです。

バッファロー・ビルは、殺害した女性の皮膚で”衣装”を作っていました。
エド・ゲインも死体から”記念品”を作っていましたし、モデルになっていると知って納得です。

一方、「羊たちの沈黙」シリーズでレクター博士のモデルになったのは
- ジェフリー・ダーマ―
- テッド・バンディ
- ヘンリー・リー・ルーカス
- アルバート・フィッシュ
と、こちらも名の知れたシリアルキラーだらけです。
★日本のあの漫画にも?!
日本のみならず、世界的にも人気の漫画『るろうに剣心』、『ゴールデンカムイ』にもエド・ゲインをモデルにしたキャラクターが登場しています。
『るろうに剣心』に登場した”外印(ゲイン)”というキャラクターは、死体を利用して精工な「人形」を作っていました。劇場版では、綾野剛さんが演じていましたね😇
また、『ゴールデンカムイ』には”江渡貝弥作(えどがい やさく)”というキャラクターが登場しますが、こちらも死体を掘り起こして人間のはく製や衣装を作っていました。アニメ版声優は内田雄馬さんです🤗

伝説の殺人鬼となったエド・ゲインをモデルにした作品は他にもたくさんあります!
そのあたりもまた別の機会にじっくりまとめてみたいと思います。
最後に
海外ドラマ『ベイツ・モーテル』は、アマゾンプライムビデオで無料視聴できます🙆♡