今回は、海外ドラマ『シャーロック/SHERLOCK』の中でも、2016年1月にイギリスで、日本では翌月から公開されていた特別編について詳しくまとめていきたいと思います!
シーズン3が終了してから約2年後に公開された特別編は、普段の1話分の尺なので、普段からシャーロックを観ている方にはむしろ物足りないかも!😂
出演キャストはそのままに、100年前のロンドンでの姿(?)を見る事ができます♪
完全ネタバレもまとめていますが、非表示にしていますので気になる方はクリックしてご覧になってくださいね!
海外ドラマ『シャーロック/SHERLOCK』特別編のあらすじ&予告動画
出典:https://linkrandom.blogspot.com/2016/01/sherlock-abominable-bride-tv-special.html
人気の海外ドラマBBC版『シャーロック/SHERLOCK』シーズン3のあとに公開された特別編『忌まわしき花嫁』は、通算10話目のエピソードです♪
舞台をこれまでの2000年代から、ヴィクトリア朝時代の19世紀のロンドンに移して展開されます。
シーズン1の出会いから遡るような展開ですが、19世紀の雰囲気がまたいい感じなんです😳
シャーロック/SHERLOCK特別編のあらすじ
1895年、冬のロンドン。シャーロックの元へ、レストレード警部が奇怪な事件を持ち込んでくる。拳銃自殺したはずのリコレッティ夫人が、数時間後に古いウエディングドレス姿で現れ、夫のトーマス・リコレッティを殺害したというのだ。ワトソンと共に捜査を開始するシャーロック。その最中、ウエディングドレス姿の女性による新たな殺人事件が発生。シャーロックとワトソンは、この事件を解決に導くことができるのか?
引用:https://www.star-ch.jp/channel/detail.php?movie_id=28449

前述したように、1895年のロンドンが舞台になっています!
しかし登場する人物はそのままで、背景がヴィクトリア朝になっていて、ワトソンは相変わらずシャーロックの事を書き留めているようです。

ベネディクト・カンバーバッチ演じるシャーロックがオールバックでまたかっこいいんです!
ワトソン君は口ひげを生やしていてかわいいんですよね~!

こちらの特別編では、シャーロックが過去と現在を行き来するような形でエピソードが進んでいきます。
少しも目が離せない展開になっていますが、予告動画もチェックしてみてくださいね!
BBC版『シャーロック/SHERLOCK』特別編の予告動画
日本では2016年2月19日に公開されてた、『シャーロック/SHERLOCK』特別編。
4週間の限定公開となっていましたが、日本では劇場公開が開始された週末の2日間で観客動員数が4万8千人を超え、初登場7位を記録しています。
動画配信では本編に組み込まれていないのですが、劇場公開時には以下の特別映像も同時に公開されています。
- 脚本家スティーヴン・モファットと巡るベーカー街221Bの旅(約6分)
- シャーロック製作の裏側〜主要キャスト・スタッフとともに(約16分)
脚本家のスティーブンが、今回のスペシャルのために作られたというセットや時代背景の解説をする約6分の特典映像のあと、本編が放映されたようです。
また、本編の後にはマイクロフト役でもあるマーク・ゲイティスが、他のメインキャストらにインタビューする特典映像が♡

劇場でこの特別版「忌まわしき花嫁」をご覧になった方が羨ましい…。
アマゾンプライムビデオでは、この時の特典映像とは違うのですが、撮影秘話盛沢山の特別映像がプライム対象になっていますよ♪
劇場版『シャーロック/SHERLOCK』特別編”忌まわしき花嫁”の完全ネタバレ
ここからはストーリーを簡潔にネタバレしていますので、読みたい方だけ👇をクリックしてくださいね!
では、劇場版『シャーロック/SHERLOCK』の特別編「忌まわしき花嫁」のストーリーのネタバレはこちらからどうぞ♡
1895年ロンドン
出典:http://exeuntmagazine.com/features/sherlock-and-the-adventure-of-the-key-feminism-fails/
アフガン戦争で負傷し、片足が不自由になったワトソンはイギリスへ帰国しロンドンで住まい探しをしているところを、同じく同居人を探すシャーロック・ホームズと出会う。
同居を始めたワトソンは、シャーロックの事件の手伝いをしながらシャーロックの物語をまとめ暮らすが、ある日シャーロックの自室に怪しい女性が通されていた。
その女性の正体はワトソンの妻・メアリーで、いつも留守にしているワトソンをなじる。
その時、レストレード警部が訪れ、「エミリア・リコレッティという女性が結婚記念日に銃を乱射し自殺した」というエピソードを話しだす。
霊安室に安置されたはずのエミリアだが、その晩、夫・トーマスが”死んだはずのエミリアによって殺害された”、という亡霊事件に発展しているという。
「死人が生き返るわけがない」と話すシャーロックは事件を調べ始めるために外出するが、部屋に残されたワトソンの妻・メアリーは謎の人物に手紙をもらい家を後にする。
シャーロックとワトソンは霊安室でエミリアの遺体を見るが、死んだ直後にはなかったはずの血文字が発見されたり、死体が動くことへの謎がさらに深まる。
新しい依頼
出典:https://www.pbs.org/video/masterpiece-sherlock-abominable-bride-mycrofts-makeover/
それから数か月後、事件の解明は出来ないままだが、ワトソンはシャーロックの家から引っ越していた。
ワトソンには、妻・メアリーが家をよく留守にしていることがメイドによって明かされるが、シャーロックから「早く来い」といったいつも通りの電報が届く。
シャーロックと合流したワトソンは、甘いものに囲まれ太りまくったシャーロックの兄・マイクロフトのところを訪れていた。
シャーロックは、”見えない敵”を探すように調査依頼を受けるが、マイクロフトの思わせぶりな態度に困惑の表情を浮かべる。
そんな中、レディー・カーマイケルから依頼が入る。
彼女は、夫・ユースタスが封書を受け取り、その中から手紙と一緒にオレンジの種が出てきた事、それを見た夫が「死が近づいている」と話した夜、夫婦で死んだはずの花嫁・エミリアを見たという。
その死の花嫁・エミリアによって「翌日に死ぬ」と予告されたというが…。
亡霊殺人事件
出典:https://metro.co.uk/2015/12/30/sherlock-new-years-day-special-what-can-we-expect-from-the-abominable-bride-5590347/
死ぬと予告された夜、ユースタスの家を訪れるシャーロックとワトソン。
エミリアの話しやオレンジの種の話しを避けるユースタスに対し、シャーロックは妻レディ・カーマイケルに「彼を絶対に死なせない」と約束する。
その晩、屋敷を全て施錠するように指示し、外から監視している二人だったが、ユースタスの叫び声を聞き窓を割って屋敷に侵入する。
叫び声のもとにたどり着いたシャーロックは、すでに刺されて死んでいるユースタスの死体を発見。
また、ワトソンはシャーロックの指示通り出入口のそばで犯人を待ち伏せしていたが、死んだはずの花嫁・エミリアの姿を見てしまう。
到着したレストレード警部は、死体に書置きがある事を指摘するが、殺された直後には無かったはずの書置きに動揺を隠せないシャーロック。
宿敵の存在
出典:https://gfycat.com/lankyjauntycommabutterfly-the-abominable-bride-sherlock-moriarty-draw-gun
兄・マイクロフトのところへ戻ったシャーロックは、書置きがモリアーティーの言葉だと確信している様子…だが、モリアーティーはすでに死んでいるはず。
自宅に戻り、シャーロックは悪魔を召喚させるようにしてモリアーティーを呼び出す。
モリアーティーは、シャーロックとの対話を楽しんだあと、手にしていた銃で自分の頭を吹き飛ばす…が、また元通りな姿でシャーロックと話をする。
シャーロックは目を覚ますが、そこは現代の世界でワトソン、メアリー、兄のマイクロフトの姿があった。
その場面はシーズン3のラスト、プライベートジェット機の中のようだ。
シャーロックは「100年前の事件の謎を解いている最中だ」と言うが、マイクロフトはシャーロックが麻薬を使用しているといって、「摂取量のリストを出せ」と迫る。
シャーロックは意識が遠のき、また100年前のロンドンの世界へ戻る。
事件の謎
出典:https://www.dailymail.co.uk/news/article-3381260/It-s-not-New-Year-s-Day-s-Sherlock-Day-fans-prepare-watch-anticipated-episode-internet-buzzing-one-question-make-Victorian-again.html
100年前のロンドンでは、シャーロックとワトソンは「メアリーが真実に近付いたため危険が迫っている」という電報を受け取っていた。
2人はメアリーと無事に合流し、謎のカルト集団の巣窟のような場所にいた。
死んだはずのエミリア・リコレッティには共犯者がいて、銃乱射後の自殺は演出だった事を明かすシャーロック。
血のりで偽装し、よく似ている死体をエミリアの代わりに霊安室に運ばせ、死んでいなかったエミリアが実際に夫を殺していたというトリックを話す。
その後、エミリア自身も死亡し霊安室の偽物の遺体と入れ替えた事も判明し、シャーロックはそれらすべてが「大義のため」だと話し続ける。
エミリアの共犯者たちは、結婚し妻という立場になった事で人間としての尊厳を失ってしまった人妻たちの集団だった。
以前恋仲だったエミリアとユースタスだが、ユースタスに捨てられてしまった事への復讐のため殺害された。
その復讐を遂げたのは彼の妻レディ・カーマイケルで、彼女の姿もそこにあった。
そう花嫁姿の女性に語り掛けたシャーロックだったが、その正体がモリアーティーだった事に気付き、現代の世界へと引き戻される。
現在で待ち受けているもの
出典:https://thecinemawala.com/2018/10/09/sherlock-the-abominable-bride-its-elementary/
モリアーティーが迫っている事を懸念する3人に対し、エミリアの墓を掘り返したいというシャーロック。
実際にエミリアの棺桶を掘り返したシャーロックだったが、遺体から歌が聞こえたと思った瞬間、その亡骸に襲われ100年前に戻ってしまう。
滝の前で目が覚めたシャーロックは、モリアーティーと対峙していた。
モリアーティーと格闘するが、間一髪のところをワトソンが助けに来てモリアーティーは滝つぼに落ちていく。
どうやって戻るつもりだ?と聞かれたシャーロックは、自身も滝つぼへ身を投げ、現実世界へと帰ってくる。
現代に戻ったシャーロックは、「モリアーティーは死んでいて、次の出方はわかっている」と言い外に出ていく。
マイクロフトは、ワトソンに「シャーロックの事を頼む」と言い、彼が破り捨てた麻薬リストを拾う。
エンディングの前に舞台は再び100年前のロンドンに。
この事件を何と名付ける?と会話をしているシャーロックとワトソンによって『忌まわしき花嫁』と名付けられた。

現代と100年前を行き来する構成になっていました!
劇場版では、ドラマ版よりも笑ってしまうコミカルなシーンが多かった印象です。

個人的に一番笑ったのは、やっぱり100年前のロンドンの世界ではマイクロフトが超おでぶになっていたところ!笑
シャーロックの世界観なので、兄への気持ちが表れていましたよね!

ただ、夫に蔑ろにされていた女性たちの集団をカルトっぽく演出していた事には批判が集まっているようです。
個人的には秘密結社っぽくてワクワクしましたが、表現って難しいですね。
最後に
2020年4月現在、海外ドラマ『シャーロック/SHERLOCK』シリーズを無料で視聴できる動画配信サイトはありません。
私はアマゾンプライムビデオで、あまりの観たさに購入してしまっていますが…(笑)
アマゾンプライムビデオでは400円でレンタルも可能ですので、未視聴の方はチェックしてみてください♪